■プリンタの設定■
・印刷システムCUPSの設定
Fedoraでは標準でCUPS(Common UNIX Printing System)という次世代の印刷システムが導入されています。CUPSではUNIX系OSで共通の印刷環境を提供する為に開発された印刷システムです。最近では、FedoraのようなオープンシステムのOSばかりではなく、MAC OS Xのような商用OSまでもがこのCUPSを採用しています。
・CUPSの特徴
ネットワーク印刷プロトコルとしてIPP(Internet Printing Protocol)を採用。
ネットワークプリンタの自動検出。
PPO(PostScript Printer Desciption)ファイルのサポート。
Webブラウザによる設定が可能。
プリンタドライバをモジュール化しているため設計が容易である。
・CUPSをシステム起動時に開始する
CUPS本体のサービス名は「cups」です。サービスの設定ツールでオンになっているかを確認してみましょう。
CUPS本体のデーモン名は「cupsd」となっております。したがって、現在のCUPSが起動中かどうかをコマンドで確認してみましょう。
残念ながら、Fedoraに用意されているフリーのプリンタドライバは機種が限られています。特に最新のプリンタのほとんどに対応していません。これらのプリンタを購入する方は以下のサイトからプリンタドライバリストを参考に機種を選択してみましょう。
・Gimp-print.org
http://gutenprint.sourceforge.net/p_Supported_Printers.php
・エプソン
http://www.avasys.jp/linux/index.html
・キャノン
http://cweb.canon.jp/e-support/software/index.html
■ローカル接続でのプリンタ利用方法
CUPSではローカル接続のプリンタばかりではなく、リモートマシンに接続されているプリンタもシームレスに扱うことができます。まずは、パラレルポートもしくはUSBで接続されているローカルプリンタの設定について説明いたします。プリンタの設定には「プリンター設定ツール」(system-config-printer)を使用します。
・プリンター設定ツールで登録
プリンタ^設定ツールを利用してローカルプリンタを登録する手順を紹介します。尚、プリンタの電源は設定前に必ずオンにしておいて下さい。
「システム」メニュ-⇒「管理」⇒「印刷」を選択し、プリンター設定ツールを起動します。自動認識されたローカルプリンタおよびネットワーク内で公開されているプリンタの一覧が表示されます。
「新規」ボタンをクリックします。「新規プリンター」ダイアログが表示されます。最初の画面では使用するデバイス名を選択します。
万が一、現在のプリンターのモデル名が登録されていない場合には類似のモデルを選択すれば使用できる可能性があります。
・GUIアプリケーションからの設定方法
GUIアプリケーションから印刷するには、そのアプリケーションに用意されている印刷コマンドを実行します。例えば「GNOMEテキスト・エディタ」(gedit)の場合、「ファイル」⇒「印刷」を選択します。「印刷」ダイアログが表示されますので「全体」パネルで登録済みのプリンタを選択して「印刷」ボタンをクリックします。尚「全体」パネルにはネットワーク内でCUPSで公開されているプリンタも表示されます。
・アクセス制御
「プリンタプロパティ」ダイアログの「アクセス制御」パネルでは、プリンタを使用するユーザーを限定することができます。「次のユーザ以外のアクセスを拒否する」を選択して、その下のリストに印刷を許可するユーザを登録します。「適用」ボタンをクリックすれば設定が反映されます。
■リモートプリンタの設定
プリントシステムCUPSは、ネットワーク経由の印刷にも対応しています。プリンターを接続したマシンをプリントサーバーとして使用できるわけです。ネットワーク上の別のLinuxマシンに接続されたプリンタを利用する方法を解説します。
・プリンターが接続されている側のマシン
プリンタが接続されているマシンでは、プリンター設定ツールを起動し「サーバー」メニューから「設定」を選択します。「基本サーバー設定」ダイアログで「このシステムに接続されている共有プリンターを公開」と「インターネットからの印刷を許可する」にチェックをして「適用」ボタンをクリックします。
・ローカルプリンタを共有
次に、目的のプリンタの「プリンターのプロパティ」ダイアログの「ポリシー」パネルで「共有」にチャックをします。
・ファイアウォールの設定
ファイアウォールの設定ツール(「システム」メニュー⇒「管理」⇒「ファイアウォール」)でファイアウォールを有効にしている場合、IPPプロトコルのポートである631番ポートを開放しておく必要があります。「信頼したサービス」パネルで「ネットワーク印刷サーバー(IPP)」にチャックしておいて下さい。
■リモートプリンタを利用する
Fedora側で公開したプリンタは、CUPS対応のシステムでブラウズして利用できます。クライアントがFedoraの場合、プリンター設定ツールの「サーバー」メニューから「設定」を選択すると表示される「基本サーバー設定」ダイアログで「他のシステムで共有されているプリンターを表示する」をチェックしておくことで、LAN内のプリンタをブラウズできるようになるのです。なお、クライアント側もファイアウォールを有効にしている場合は、ファイアウォールの設定ツールで「ネットワーク印刷クライアント(IPP)」にチェックをしておく必要があります。
・LAN内のリモートプリンタをブラウズ
各アプリケーションの「印刷」ダイアログにリモートプリンタが表示され印刷が実行できます。
リモートプリンタをブラウズできるのは、同じLAN内にプリントサーバーがある場合だけです。そうでない場合にはローカルプリンタを登録する場合と同様に、プリンター設定ツールの「新規プリンター」ダイアログを使用してリモートプリンタを登録することもできます。「接続の設定」で「Internet Printing Protocol(IPP)」を選択し、「ホスト名」と「プリンタ名」を設定します。
■コマンドラインでの印刷とジョブの管理
・コマンドでの印刷実行とジョブの管理方法
コマンドラインから印刷をするには「lp」コマンドを使用します。
「-d <プリンタ名>」オプションを省略した場合には、現在デフォルトに設定されたプリンタが使用されます。私の場合「EPSON-PM-A920」がプリンタになっております。また、「EPSON-PM-A920-14」の「14」はジョブ番号と呼ばれている番号です。これは現在のジョブを識別するために使用されます。
■ジョブを調べる
・現在登録されているジョブの一覧を確認します。
「-P<プリンタ名>」オプションを指定すれば印刷するプリンタを選択することができます。
■ジョブをキャンセルする
・処理待ちのジョブを削除してみます。
・印刷システムCUPSの設定
Fedoraでは標準でCUPS(Common UNIX Printing System)という次世代の印刷システムが導入されています。CUPSではUNIX系OSで共通の印刷環境を提供する為に開発された印刷システムです。最近では、FedoraのようなオープンシステムのOSばかりではなく、MAC OS Xのような商用OSまでもがこのCUPSを採用しています。
・CUPSの特徴
ネットワーク印刷プロトコルとしてIPP(Internet Printing Protocol)を採用。
ネットワークプリンタの自動検出。
PPO(PostScript Printer Desciption)ファイルのサポート。
Webブラウザによる設定が可能。
プリンタドライバをモジュール化しているため設計が容易である。
・CUPSをシステム起動時に開始する
CUPS本体のサービス名は「cups」です。サービスの設定ツールでオンになっているかを確認してみましょう。
CUPS本体のデーモン名は「cupsd」となっております。したがって、現在のCUPSが起動中かどうかをコマンドで確認してみましょう。
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・Gimp-print.org
http://gutenprint.sourceforge.net/p_Supported_Printers.php
・エプソン
http://www.avasys.jp/linux/index.html
・キャノン
http://cweb.canon.jp/e-support/software/index.html
■ローカル接続でのプリンタ利用方法
CUPSではローカル接続のプリンタばかりではなく、リモートマシンに接続されているプリンタもシームレスに扱うことができます。まずは、パラレルポートもしくはUSBで接続されているローカルプリンタの設定について説明いたします。プリンタの設定には「プリンター設定ツール」(system-config-printer)を使用します。
・プリンター設定ツールで登録
プリンタ^設定ツールを利用してローカルプリンタを登録する手順を紹介します。尚、プリンタの電源は設定前に必ずオンにしておいて下さい。
「システム」メニュ-⇒「管理」⇒「印刷」を選択し、プリンター設定ツールを起動します。自動認識されたローカルプリンタおよびネットワーク内で公開されているプリンタの一覧が表示されます。
「新規」ボタンをクリックします。「新規プリンター」ダイアログが表示されます。最初の画面では使用するデバイス名を選択します。
万が一、現在のプリンターのモデル名が登録されていない場合には類似のモデルを選択すれば使用できる可能性があります。
・GUIアプリケーションからの設定方法
GUIアプリケーションから印刷するには、そのアプリケーションに用意されている印刷コマンドを実行します。例えば「GNOMEテキスト・エディタ」(gedit)の場合、「ファイル」⇒「印刷」を選択します。「印刷」ダイアログが表示されますので「全体」パネルで登録済みのプリンタを選択して「印刷」ボタンをクリックします。尚「全体」パネルにはネットワーク内でCUPSで公開されているプリンタも表示されます。
・アクセス制御
「プリンタプロパティ」ダイアログの「アクセス制御」パネルでは、プリンタを使用するユーザーを限定することができます。「次のユーザ以外のアクセスを拒否する」を選択して、その下のリストに印刷を許可するユーザを登録します。「適用」ボタンをクリックすれば設定が反映されます。
■リモートプリンタの設定
プリントシステムCUPSは、ネットワーク経由の印刷にも対応しています。プリンターを接続したマシンをプリントサーバーとして使用できるわけです。ネットワーク上の別のLinuxマシンに接続されたプリンタを利用する方法を解説します。
・プリンターが接続されている側のマシン
プリンタが接続されているマシンでは、プリンター設定ツールを起動し「サーバー」メニューから「設定」を選択します。「基本サーバー設定」ダイアログで「このシステムに接続されている共有プリンターを公開」と「インターネットからの印刷を許可する」にチェックをして「適用」ボタンをクリックします。
・ローカルプリンタを共有
次に、目的のプリンタの「プリンターのプロパティ」ダイアログの「ポリシー」パネルで「共有」にチャックをします。
・ファイアウォールの設定
ファイアウォールの設定ツール(「システム」メニュー⇒「管理」⇒「ファイアウォール」)でファイアウォールを有効にしている場合、IPPプロトコルのポートである631番ポートを開放しておく必要があります。「信頼したサービス」パネルで「ネットワーク印刷サーバー(IPP)」にチャックしておいて下さい。
■リモートプリンタを利用する
Fedora側で公開したプリンタは、CUPS対応のシステムでブラウズして利用できます。クライアントがFedoraの場合、プリンター設定ツールの「サーバー」メニューから「設定」を選択すると表示される「基本サーバー設定」ダイアログで「他のシステムで共有されているプリンターを表示する」をチェックしておくことで、LAN内のプリンタをブラウズできるようになるのです。なお、クライアント側もファイアウォールを有効にしている場合は、ファイアウォールの設定ツールで「ネットワーク印刷クライアント(IPP)」にチェックをしておく必要があります。
・LAN内のリモートプリンタをブラウズ
各アプリケーションの「印刷」ダイアログにリモートプリンタが表示され印刷が実行できます。
リモートプリンタをブラウズできるのは、同じLAN内にプリントサーバーがある場合だけです。そうでない場合にはローカルプリンタを登録する場合と同様に、プリンター設定ツールの「新規プリンター」ダイアログを使用してリモートプリンタを登録することもできます。「接続の設定」で「Internet Printing Protocol(IPP)」を選択し、「ホスト名」と「プリンタ名」を設定します。
■コマンドラインでの印刷とジョブの管理
・コマンドでの印刷実行とジョブの管理方法
コマンドラインから印刷をするには「lp」コマンドを使用します。
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■ジョブを調べる
・現在登録されているジョブの一覧を確認します。
「-P<プリンタ名>」オプションを指定すれば印刷するプリンタを選択することができます。
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■ジョブをキャンセルする
・処理待ちのジョブを削除してみます。
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例えば、ジョブ番号が15番のジョブを削除してみました。
全てのジョブを削除するには「cancel -a」コマンドを実行します。但し、他のユーザーが実行したジョブを削除するにはスパーユーザーの権限が必要となります。